当店の商品について

伝統鍛冶の叡智と進取の気概が造りだす、
機能美と造形美が巧緻に調和した業物を紹介しています。

当店は、新潟三条の日野浦刃物工房が造る「味方屋作」銘の製品をご紹介するネットショップです。

日野浦刃物工房は、国内有数の鍛造刃物産地新潟県三条市において、自由鍛造と呼ばれる伝統的な技術を駆使する「味方屋」のブランドを代々継承している鍛冶工房です。「味方屋」の刃物は、鋼の鍛造・成形から研ぎ仕上げにいたるまで、一本一本すべて手造りで行われています。熱した鋼と地鉄を叩き鍛えて接合する火造り・鍛接の作業、焼きなまし・焼き入れ・焼き戻しと数度に渡って熱を加減して硬さや粘りなどの鋼の特性を引き出し刃物に命を吹き込む作業、そして、一本の刃物に平均で二時間以上かかる研ぎ仕上げなど、二十以上にも渡る工程が、手間と時間を惜しまない手仕事によって丹念に施されています。

本割込鍛造
割り込みを入れた地鉄に鋼を挟む。これを叩き鍛えて両刃の刃物を造る技法を本割込鍛造といいます。
片刃の刃物
左から、地鉄と鋼、地鉄に鋼を鍛接したもの、鍛造成形したもの。これを鍛えて片刃の刃物を造ります。

当店では、「味方屋」の主力製品である「鉈」を中心にご紹介しています。鉈は古くから山仕事や狩猟などで使われてきた道具です。現在では、キャンプや渓流釣り、山菜取りなどのアウトドア全般の趣味の道具としても広く愛用されています。仕事・趣味を問わず、自然と向き合う時に携帯される道具だからこそ、使用目的に見合った確かな品質・性能が要求されます。手に取った時、ほどよい重量感で扱いやすく安定感がある「味方屋」の鉈は、鍛造鋼の抜群の切れ味はもちろんのこと、長期間のハードな使用においても十分に性能を発揮します。

味方屋三代目 日野浦 司氏
「モノづくり」のスペシャリスト「にいがた県央マイスター」に認定される、三条鍛冶を代表する職人のひとり。自身の名を冠した「司銘」で展開するオリジナルブランドは、日本伝統の鍛冶技術を後世に伝え広める作品として、国内外より高い評価を博しています。
味方屋三代目 日野浦 司氏
味方屋四代目 日野浦 睦氏
厳しい修行を経て、若くして味方屋の暖簾を継承。伝統技術の練磨と研鑽の中から、モノづくりの新しい可能性を探求し続ける新進気鋭の鍛冶職人です。
味方屋四代目 日野浦 睦氏

「お客さまと製品との一期一会の出会いを大事にしたい。」

日野浦刃物工房が造る商品には、手にしていただくお客さまの身になって、常に100%の技術と気づかいをもって造りあげる職人の心意気が込められています。

随所に伝統工芸の鍛冶の技術が活かされた、機械工業製品では味わえないハイクオリティな道具の醍醐味。手作業ならではの機能美と造形美が巧みに調和した業物を、ぜひ、お客さまの趣味や生活の良き相棒として、お役立てください。

オーダーメイドの製品造りも自由鍛造の魅力のひとつです

鋼は叩く(圧力を加える)ことによって、強度や粘りを高めることができます。鍛造とは、鋼材を叩き鍛えて、刃物などの道具へと成形していく鍛冶の技術です。この鍛造の技術は、古来、農具や武器等の道具をその用途に合わせて自由に造り出すために発達してきました。現在、市販されている刃物の多くは、均一な製品を大量生産するために、金型を使って成形されています。これは、規格品を安価に生産するために適した鍛造方式です。それに対して、自由鍛造は、型を使わずに人力でハンマー等で叩いて金属を成形する、少量生産に向いた鍛造方式であり、各地の鍛冶工房が伝統的に継承してきた技法です。

型を用いずにすべてを手作業で行う自由鍛造は、オーダーメイドの製品を一本から製造することができます。当店では味方屋の製品を厳選してご紹介しておりますが、製造している日野浦刃物工房では、ラインナップにないオーダーメイドの鍛冶製品の製造も承っております。自由鍛造の高度な技術に精通する日野浦刃物工房が、お客さまの欲しいひと振りをカタチにいたします。

オーダーメイド製造のご要望がございましたら、直接、下記の日野浦刃物工房の連絡先までご相談ください。

メーカー紹介

工 房 名 日野浦刃物工房
所 在 地 新潟県三条市塚野目1丁目9-15
Tel. 0256-38-0051   FAX. 0256-47-6052   
URL: http://www.ginzado.ne.jp/~avec/hinoura/

※当店の運営会社と日野浦刃物工房は別企業です。日野浦刃物工房に関する詳しいお問い合わせ等は直接同社までお願いいたします。

新潟三条鍛冶の歴史

「鍛錬」という言葉の由来は、鉄を繰り返し何度も打ち叩いて鍛え上げる「鍛冶」からきているそうです。金物製造のまちとして全国的に知られている新潟三条は、古来より日本有数の製鉄鍛冶の地域として発展してきました。古くは旧石器時代の遺跡からもその名残が散見されるそうですが、江戸時代初期の和釘づくりが鍛冶製品を主力産業へと変えた転機でした。以来今日に至るまで、三条の鍛冶職人たちはまさに「鍛錬」したその技法を連綿と継承してきたのです。